農林水産省は農山漁村への理解とグリーンツーリズムなどの観光促進を目的に「美の里づくりコンクール」を実施しているが、このほど今年度の受賞団体を決めた。農林水産大臣賞は芦野の里づくり委員会(栃木県那須町)が受賞した。表彰式は24日、東京都千代田区の如水会館で行われる。
1月下旬に開いた審査委員会(委員長・絹谷幸二東京芸術大教授)で、芦野の里づくり委員会ほか6団体を選んだ。委員には舩山龍二JTB相談役も名を連ねている。
芦野の里づくり委員会は地域活性化の事業として、歌枕の地、また松尾芭蕉ゆかりの地でもある「遊行柳」周辺の維持管理や田植え祭りなどのイベント開催、地区内団体の事業(柳祭り全国俳句大会など)後援を行っており、こうした一連の活動が高く評価された。
芦野の里づくり委員会以外の受賞団体は次の通り。
▽農村振興局長賞=毛原の棚田農業体験ツアー実行委員会(京都府福知山市)、大中尾棚田保全組合(長崎市)
▽審査委員会特別賞=当別町亜麻生産組合(北海道当別町)、河北潟干拓地ひまわり村(石川県津幡町)、川津資源保全隊(佐賀県白石町)