「第20回JRホテルグループ料理コンテスト」開催 優勝はホテルメトロポリタン仙台の佐藤友美氏


16人の競技者と審査員ら

16人の競技者と審査員ら

 JRホテルグループ(三林宏幸会長)は8月29日、「第20回JRホテルグループ料理コンテスト」を開催した。同ホテルグループの料理人16人が参加。今回はホテルメトロポリタン仙台の佐藤友美氏が「平目と海老のムース仕立て シードル風味のヴァンブランソース 香草の香りを纏わせて」で優勝。大和学園京都調理師専門学校(京都市右京区)で競技会、ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)で表彰式を行った。

 同コンテストは、若手料理人の西洋料理の腕を高めるために実施している。コロナ禍の2020年、21年のコンテストは中止となり、昨年の第19回から再開。参加資格は40歳以下の社員で、調理経験年数や役職は不問。通算3回までという出場回数上限がある。

 今回の第20回では、主材料に「ヒラメ(内臓、えら、うろこ処理済)」と、付け合わせで石川県産の「能登棚田米コシヒカリ」が指定された。能登棚田米コシヒカリは、震災復興支援として採用。ブイヨンや赤白ワインなどの副材料を使い、16人の競技者が2時間の制限時間でオリジナル西洋料理(温製)を製作した。6人の審査員が試食審査で「味」「独創性・アイデア」「盛り付け」「素材の活かし方」「料理の完成度(温度含む)」を、8人の審査員が技術審査で「調理技術」「作業の進め方」「経済効率」「盛り付け」「衛生知識(制服、手洗い、爪・髪、材料洗い、まな板洗い)」を点数化。両審査の得点を総合し、順位を決めた。

ホテルメトロポリタン仙台・佐藤友美氏の優勝作品
ホテルメトロポリタン仙台・佐藤友美氏の優勝作品

 優勝した佐藤氏は「たくさん練習させていただいた会社の方々、本日開催いただいた関係者の方々に御礼を申し上げたい」と謝辞を述べた。佐藤氏は、同コンテストでこれまで「技術賞」などの受賞経験を持つ。

 JRホテルグループの三林会長は、「台風10号が押し寄せるあわただしい中、16人の競技者や審査員、主要ホテルの総料理長の皆さんにご参加いただいたことに感謝申し上げる。このコンテストはコロナ禍で2020年、21年は中止を余儀なくされたが、22年から復活できた。今回の16人の料理すべてが工夫されており、非常においしく、魅力的な食事になった。こうした場はさまざまな刺激を得られる場だと思うので、今後も出場の機会を手にしていただき、お客さまの笑顔を引き出すような素晴らしい料理を提供していただきたい」と競技参加者にメッセージを送った。

 各賞の受賞者名(敬称略)と所属ホテル名は以下の通り。

 【優勝】佐藤友美(ホテルメトロポリタン仙台)、【準優勝】清水滉大(ホテルメトロポリタンエドモント)、【第3位】有岡沙也輝(ホテルグランヴィア広島)、【第4位】松原福門(ホテルグランヴィア大阪)、【第5位】辻弘人(ホテルグランヴィア京都)、【アイデア賞】石井由貴(JRタワーホテル日航札幌)、【デザイン賞】佐久間梓(ホテルメトロポリタン山形)、【技術賞】佐々木直人(ホテルメトロポリタン盛岡)

16人の競技者と審査員ら
16人の競技者と審査員ら

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2023年度「5つ星の宿」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第37回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒