観光庁によれば、9月10日、11日に兵庫県神戸市のホテルオークラ神戸で「第10回日中韓観光大臣会合」を開催し、共同宣言を採択した。会合には日本からは斉藤鉄夫国土交通大臣、秡川観光庁長官、韓国からは柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官、中国からは張政(チョウ・セイ)文化・旅游部副部長らが参加した。
共同宣言では①ポスト・パンデミックにおける観光交流の迅速な回復と更なる連携・協力体制の確認・強化②日中韓3国をアジアの核とした未来に向けた持続可能な観光の推進③様々な地方への誘客促進等を通じた観光交流の広域化及び多様化・高質化について合意した。
①では、2025年までに3国間の交流人口を4000万人にする目標を掲げ、域内のみならず域外観光市場の誘致促進のための協力ネットワークの構築に取り組む。さらに各国の旅行博への出席、2025年大阪・関西万博や2027年国際園芸博覧会などの国際的なイベントの機会を活用し、広報活動における協力を推進する。さらに緊急時の連絡体制の構築や、自国の観光に対するデータ・情報の共有、青少年の交流拡大などにも取り組む。
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