ソラシドエアは11月30日、2021年3月期の中間決算（20年4月1日～9月30日）を発表した。連結業績は、営業収益が前年同期比61.9％減の81億4400万円、営業損失が67億8千万円、経常損失が64億4500万円、中間純損失が54億6600万円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による人の移動の激減で大幅な赤字となった。有償旅客数は20万8634人、有償座席利用率（ロードファクター）は25.9％だった。
営業面では、8、9月に東京（羽田）―沖縄（那覇）線の臨時便25便を含む計27便を運航。予約変更時の手数料が無料になる「気軽にご予約キャンペーン」（8月27日～来年1月31日搭乗分）を実施した。
サービス面では、新型コロナウイルス感染拡大を予防する取り組みとして、「安心できる空の旅へ ソラシドエアができること」を合言葉に清潔、衛生的な空港、機内の環境を整えたほか、7月31日はチェックインサービスカウンター前での待ち時間の不満を解決する受け付け管理アプリ「Ａｉｒウェイト」を航空業界で初めて導入した。
負債は、借入金や航空機材整備引当金の増加で前年度末から127億2800万円増の254億5200万円に。純資産の残高は、50億7600万円減少し、67億5400万円となった。
21年3月期通期業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響で見通しが困難と判断し、開示を見合わせている。
