
橋口副知事らのほか、“秋田美人”100人が参加した東京でのイベント
秋田県やJRグループによる秋田デスティネーションキャンペーン(DC)が1日に開幕した。期間は12月末まで。温泉、食、自然などを中心に魅力をPRし、誘客を拡大する。9月28、29日にはDCのオープニングイベントが東京・有楽町で開かれ、“秋田美人”100人が勢ぞろいしてのPR、伝統芸能のなまはげや竿燈の実演などが行われた。
秋田県の観光は東日本大震災のほか、今年8月の大雨などの影響を受けてきびしい状況。秋田DCによる観光需要の回復に期待が大きい。秋田DCでは「あきたにしました。」をキャッチコピーに全国で広告宣伝を強化し、秋田県内各地で旅行者をもてなすイベントを展開する。
9月28日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われたイベントでは、秋田県の橋口昌道副知事、JR東日本秋田支社の淺見郁樹支社長、田沢湖・角館観光連盟の安藤大輔副会長らが秋田への観光を呼びかけた。
橋口副知事は「秋田県には多くの日本一があるが、一番は秋田美人。秋田美人と言われるのはよい温泉がたくさんあるからだ。紅葉も美しくなり、きりたんぽもおいしい季節を迎える。ぜひ秋田にお越しください」と訴えた。
イベント会場では、秋田県の観光にかかわる女性ら100人が観光パンフレットなどを配布して秋田の魅力をアピールした。後生掛温泉、小安峡温泉、鶴の湯温泉の足湯体験コーナーも設置。あきたこまちのおむすび、比内地鶏の親子丼、横手焼きそばなどの販売も行われた。
有楽町駅前を含めて多数のイベントを開催。全高3メートルのなまはげ像を設置したのをはじめ、なまはげ太鼓を披露。秋田最大の祭り、竿燈祭りの竿燈の実演では、大技が決まるたびに見物客から大きな拍手が起こっていた。

橋口副知事らのほか、“秋田美人”100人が参加した東京でのイベント