福建省厦門市が都内で観光セミナー


世界遺産の福建土楼

世界遺産の福建土楼

 中国東南部の経済特区、福建省厦門(アモイ)市から、陽方根アモイ市観光局副局長を団長とする21人の観光誘致代表団が来日し、旅行会社らを対象とするセミナーを13日、品川プリンスホテルで開いた。

 1.9平方キロメートルの面積に住む2万5千人の住民が6百台のピアノを持つという音楽の島「コロンス島」や、7月6日に新たに世界遺産登録された「福建土楼」などを紹介した。

 アモイ市は中国で一番台湾に近い港町で、総人口は233万人。アヘン戦争の南京条約以降、欧米列強などの租界地となった歴史から、コロンス島には欧風建築が今も数多く残り、重要な観光資源となっている。

 07年に同市を訪れた観光客は2059万人。海外からの観光客113万人のうち、首位は日本人の15万人だった。

 福建土楼群は漢民族の中で客家(はっか)と呼ばれる人々の集合住宅。外敵から身を守るため、城郭のようなつくりになっている。部屋数が約400の巨大な円形土楼もあるいう。土楼が数多く残る福建省龍岩市はアモイ市から高速道路を使って約1時間の距離。

世界遺産の福建土楼
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