福井県は、北陸デスティネーションキャンペーン(DC)の開幕を控えた9月25~29日、県観光のPRイベントをJR東京駅構内で開いた。オープニングに杉本達治知事とJR東日本東京駅の百瀬孝駅長、俳優の眞島秀和さんが出席。県産品を試食するとともに、同県の観光と食の魅力をアピールした。
杉本知事は「開業から6カ月が経過し、全国から2割以上、関東から4割以上、お客さまが増えている」と、今春福井・敦賀に延伸開業した新幹線の誘客効果を強調。「11月6日に越前ガニ漁が解禁。敦賀マダイ、若狭グジと、おいしいものがたくさんある。二度、三度と来ていただきたい」と、10月1日に開幕するDC期間中の多くの来訪を呼び掛けた。
JR東日本の「ビューカード」のコマーシャルやドラマ「居酒屋新幹線」に出演する俳優の眞島さんがゲストで参加。「フジバーグ(敦賀市のソウルフード)が大好きでお取り寄せをしている」「めがねミュージアム(鯖江市)と恐竜博物館(勝山市)に行ってみたい」と、同県との関わりや今後について語った。
知事らは同県若狭地方の名物「浜焼サバ」を試食。「脂が乗っておいしい。ご飯のおかずにもお酒のあてにもいい」と、その味に太鼓判を押した。
北陸DCは「美食」「美観」「美湯」などをテーマに12月末まで開催される。
DCの開幕をアピールする(左から)眞島、杉本、百瀬の各氏