国土交通省神戸運輸監理部は6日、同志社大と未来の観光政策を担う人材の育成、国際競争力ある観光都市モデルを形成する全国初のプロジェクト「観光政策の最前線 みなと神戸訪日外客数アッププロジェクト」をスタートすると発表した。
同監理部では08年度に全国の地方運輸局に先駆け、神戸市内の複数の大学と連携して同時事業を実施してきた。今回のプロジェクトでは、同志社大の実践型、参加型学習プログラム「プロジェクト科目」を活用し、学生が「みなと神戸」の訪日外客数をアップさせる施策を企画立案する。
外国人旅行者が多い京都にキャンパスを構える同志社大生が、神戸の訪日外客数アップに何が必要かなどを公共政策の手法で比較分析し、同監理部に施策として提言する。
4月中旬に神戸フィールドワーク、6月末ごろに施策を発表する予定。秋に学生が企画立案した施策を同監理部と地域協働で実施する際には学生のインターンシップも検討されている。