石川県観光連盟(小田禎彦理事長)はこのほど、北陸新幹線金沢開業後1カ月間(3月14日〜4月13日)に観光客から寄せられたアンケートの集計結果をまとめた。それによると、県への旅行について「満足」「やや満足」と答えたのは7割強に上った。
県庁でこのほど開かれた「おもてなし連携推進会議」で同連盟が報告した。JR主要駅や観光案内所などに置いたアンケート用紙に寄せられた153件を分析した。内訳は男性71人、女性77人、無回答5人。
石川への旅行について「満足」とした人は76人(49.7%)、「やや満足」は37人(24.2%)だった。「やや不満」は7人(4.6%)、「不満」は5人(3.3%)に過ぎず、満足感は総じて高い。
金沢駅については「傘の無料貸し出しがありがたかった」「金沢らしい洗練された重厚な玄関だった。大名屋敷に招かれたような気分になれた」という好評価の一方で、「案内板が分かりづらい」「駅や鼓門周辺に椅子が少ない」「(商業施設)あんとの閉店が午後8時で不便を感じた」という意見もあった。
観光地では「山中温泉の町並みが奇麗で散策しやすかった」「兼六園の高齢者入園料無料はうれしい」などの意見が寄せられた。