環境省はこのほど、温泉の保護や適正利用に顕著な功績があった10人と1団体を「温泉関係功労者」として表彰すると発表した。33回目。表彰式は7月10日、東京・霞が関の同省で行われる。
日本温泉協会副会長や群馬県温泉協会会長などを務める岡村興太郎氏(63、法師温泉長寿館社長)は、温泉に関する工法普及活動や県の温泉行政の推進に貢献。
山形県温泉協会温泉問題研究委員の筒井重好氏(75、湯野浜温泉源泉会社常務)は、県内ほぼ全ての源泉の実情を把握し、温泉街区の環境整備の向上を図るなど、県内温泉業界の発展に大きく寄与した。
岡村、筒井両氏以外の表彰者・団体は次の通り。(敬称略)
内野栄治(63)北海道立衛生研究所理化学部研究職員▽越谷信(55)岩手大准教授▽佐々木信行(62)香川大教授▽中村洋一(63)宇都宮大教授▽久富邦彦(61)和歌山大教授▽牧野直樹(65)九州大名誉教授▽松岡數充(65)長崎大大学院水産・環境化学総合研究科付属環東シナ海環境資源研究センター教授▽吉川和男(66)群馬大名誉教授▽穂高温泉供給会社