内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の6月分を公表した。同月の景気の現状判断DIは前月比0.1ポイント減の44.0と、2カ月連続で低下した。サービス関連のDIが低下。12の地域別では、上昇は九州など4地域のみだった。
調査はホテル、小売店、レストランなど、地域の景気を観察できる職種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状について、「良い」「やや良い」「どちらともいえない」「やや悪い」「悪い」の5段階で評価してもらい、結果を数値化したもの(季節調整値)。
家計動向関連では、サービス関連が前月比3.5ポイント減の43.7と2カ月連続で低下。ほかの小売関連、飲食関連、住宅関連は上昇した。
企業動向関連は、製造業が上昇、非製造業が低下した。雇用関連は上昇した。
地域別では、九州、中国、四国、東海が上昇した。九州が3.0ポイント増(44.8)と上昇幅が最も大きかった。
2~3カ月先の景気の先行きに関する判断DI(季節調整値)は前月比0.2ポイント増の45.8。家計動向関連はサービス関連が低下。企業動向関連は非製造業が低下した。
地域別では、近畿など7地域が上昇。東北など5地域が低下した。
景気判断理由の主な回答は次の通り。
「10連休というゴールデンウイークの影響もあるかもしれないが、梅雨入りが早く、週末の天候も良くないため、来客数は前年を下回っている」(現状、やや悪、東北、遊園地)。
「大型連休の反動もあり、個人の客足が非常に鈍い。また、企業も団体旅行など足踏み状態であり、様子見である。受注状況も含め、景気低迷に変わりはない」(現状、不変、甲信越、旅行代理店)。
「7月は参議院選挙の影響で予約状況が鈍い。その先は今月と同じでやや悪い状況となっている。また、8月10日からの最大9連休の影響もあるとみている」(先行き、不変、東北、観光型ホテル)。
「温泉旅館は山形県沖地震からの復興が進んでいるが、団体客の予約状況が戻っていない。大きなイベントなどもなく、この先も現在の悪い状況が続くとみている」(先行き、不変、東北、観光名所)。
「夏の入り込みがあまり良くないので、景気も同様に推移しそうである」(先行き、不変、甲信越、観光型旅館)。
「現段階の予約状況から推測できる今後2~3カ月先の客室稼働率は、今月と変わらず前年実績に対してマイナスとなる見込みである」(先行き、不変、沖縄、観光型ホテル)。




