津軽海峡フェリーは9日、青森―函館航路に新造船「ブルールミナス」を就航した。同航路は新造船を含め4隻体制となり、「統一した客室、サービスの提供が可能になる」としている。
新造船は総トン数約8800トン。全長約144メートル、定員583人の規模。積載台数は乗用車なら230台が可能。同航路を約3時間40分で結ぶ。
プライベート空間でのんびり過ごせる個室や、足を伸ばしてくつろげる椅子席など多様な船室を用意。また、キッズルームや愛犬と船旅が楽しめる「わんこ対応施設」なども備えている。
災害時多目的船の性格も持つ。有事の際、国や自治体からの要請があれば被災地への支援物資、自衛隊や警察、消防などの要員や車両の緊急輸送も可能という。
同社は一般的なフェリーに比べ多彩な客室や上質な設備を特徴とした「カジュアルクルーズフェリー」を目指している。