沖縄観光コンベンションビューローは5日、「春節における中華圏等 入域観光客の見通し」を発表した。
今年の春節（2/10）に合わせた中華圏の大型連休期間中の予約状況について、沖縄へ直行便を運航している台湾、韓国、香港、中国の各航空会社15社の報告によると、大型連休期間で約31,000座席の予約があることが分かりました。内訳としては台湾51％、韓国28％、香港13％、中国8％となっており、台湾および韓国については期間中予約率が90％を超える日が数日あり好調に推移する見込みです。提供座席数は今年度に入り緩やかに回復しているものの、コロナ禍前の春節時期と比較しても、約6割にとどまることより、台湾、韓国を除く地域からの回復には時間がかかるものと思われます。
JNTO（日本政府観光局）によると日本全体で見ても、今年の春節時期における中国人観光客はコロナ禍前の令和元年比で1～3割と予測しています。要因として、日中間の航空便数が当初計画の6割程度にとどまっているほか、人気テーマパークの開園などにより、中国国内の旅行需要が高いことをあげています。ただ、1人あたりの旅行消費額はコロナ禍前の水準を超える見込みで、富裕層を中心とした訪日旅行需要は堅調との見方です。
※2024年春節：2月10日
※春節（旧正月）による公休日
台湾：2月8日～2月14日
香港：2月10日～2月13日
韓国：2月9日～2月12日
中国：2月10日～2月17日
【資料】春節期間中の予約状況 （2024年2月8日～2月17日）
調査期間：2024年1月23日～1月31日
対象：海外から直行便を運航している航空会社 15社
