
湖天の湯(イメージ)
池の平ホテル&リゾーツ(長野県立科町)は、池の平ホテル本館を全面改築し、来年4月に新装開業すると発表した。新タイプのダイニングや食事スペース、白樺湖を一望できる温浴施設、70室超の新客室を整備するなど館内全体を大きく改装し、白樺湖畔での新たな滞在体験を提供する。
改装に2つのコンセプト設定
同社は今回の全面改築に際し、二つのコンセプトを設定した。
「THE LAKE RESORT」では、「穏やかで寛容な湖に抱かれて、誰もが思い思いの時間を過ごせる湖畔の時間」をテーマに、白樺湖を望むデッキテラスや温泉での上質な滞在を提供する。「信州五感のショーケース」では「信州の豊かな風土が育んだ、食材、文化、音、工芸品、そして大自然を、五感で体感する」をテーマに、地元産の食材や酒、ギフトを用意し、館内随所に信州・山岳高原の設えをちりばめる。
食事、温泉、客室などイメージ刷新
FOOD HALL型ダイニング「湖畔の風」には、旬の野菜や高原の乳製品を提供する「白樺ファーム1450」、鉄板ダイニング「ほとり」、信州郷土料理「よらっしゃれ」、スイーツ&ベーカリー「花」の、タイプの異なる個店を整備する。バルや夜市のような空間の中で、夕食と朝食をビュッフェ形式で提供する。
温泉「湖天の湯」は、信州鉄平石を基調とした「石の湯」、木曽ひのきをあしらった「木の湯」からなり、いずれも白樺湖を眼下に見下ろすインフィニティの露天風呂やサウナを備える。湖天の湯のメインエリアには湯浴み着で利用する「湖畔混浴 空」を整備し、湯上がりでくつろげる空間を創出。「心身が整う時間を提供する」と同社。
新装した全73室は、琉球畳を基調とした和モダンタイプの客室。最上階にはビューバスを備えたスイートルーム(62平方メートル)、コーナースイート(90平方メートル)を整備した。
「しらかば仲見世」は諏訪大社の御柱を祭る屋内型温泉街で、蔵元直送の地酒やワイン、地ビールのほか、信州の農場や牧場から取り寄せたギフトを用意する。駄菓子や縁日、各種地酒を取りそろえた角打ちスタイルの屋台が並ぶなど、新コンセプトである信州五感のショーケースを体現した同館独自の空間に仕上げた。
新パブリック棟2階には、4会場(最大8区画)のコンベンション・宴会場を配する。635平方メートルの広大なスペースを有するコンベンションホール「アカシア」は、最新の映像・音響を備えており、リゾートMICEの拠点としての利用のほか、各種会議やパーティー、イベントなど幅広い用途に応じる。
同館の詳細はhttps://www.shirakabaresort.jp/ikenotaira-hotel/stay/new-wing/。11月から公式ホームページ(https://www.shirakabaresort.jp/)やTEL0266(68)2100で予約受け付けを開始する。
新客室(イメージ)
湖天の湯(イメージ)