浅草ビューホテル(東京都台東区)はこのほど、1日にリニューアルオープンした1階フロアおよびレストラン「GRILL DINING薪火」のオープニングセレモニーを開催し、ファーストロビーの新たなシンボルとなるカスケード(3段の滝)の除幕式などを行った。
リニューアルのコンセプトは「ASAKUSA FOUR ROOMS」。
(1)洋の風情に和の素材(浅草変わり格子)を組み合わせたファーストロビーラウンジ(2)薪火での調理で、出来立てのシズル感を感じることのできるレストラン(3)歌舞伎の花道をイメージしたサブエントランス(4)三社祭で使用するみこしが鎮座する宿泊者用セカンドロビーの四つの空間で構成されている。改装期間は約7カ月間で、総工費は約13億円。
冒頭、日本ビューホテルの遠藤由明社長は「東京スカイツリー開業時に先行して実施した上階の改装と合わせて、全面リニューアルが完了した。また、安心安全の確保のため1985年の開業以来、初めて3週間全館休業での工事も実施。今後はこれまで以上に、地域に密着したホテルとして地元浅草に貢献していきたい」とあいさつ。
佐藤和彦総支配人は「今回の改装工事のコンセプトは、江戸情緒と浅草風情。増加するインバウンド客取り込みにも力を入れていく」と述べた。