東武鉄道は9月30日から、栃木・日光産の希少なコシヒカリ「しゃりまんてん」を特急列車に載せ、浅草東武ホテルをはじめとする都内主要ホテルまで届ける輸送を開始したと発表した。
今回の取り組みでは、東武日光線の下今市駅から東武スカイツリーラインの浅草駅まで特急スペーシアを活用して米を輸送。トラックではなく特急列車を利用することにより、環境に優しく渋滞もない安定的な輸送が可能となる。
しゃりまんてんは、日光連山からの清流の恵みに育まれた、日光市内で生産されたコシヒカリの一等米の中からさらに厳選されたお米を精米・商品化したもの。年間約25トンしか生産されないことから希少米として知られている。海外からの宿泊客も多い浅草東武ホテルで、しゃりまんてんを使用した付加価値の高い料理を提供し、日光産のお米のおいしさを国内外客に知ってもらうことで、日光エリアの魅力を広く発信する。
なお、しゃりまんてんはその希少性からこれまで販売ルートが限られていたが、今後本ルートにて年間6トンの輸送を目指し、販路拡大にも寄与する。