
ふくい桜まつりをPRする福井市の担当者ら
東海北陸ブロック物産観光連絡協議会は2月27日、東京の都道府県会館でメディア向け情報提供会を開いた。春から夏にかけての話題を中心に、各エリアの観光素材や新たな取り組みを紹介した。
石川県七尾市では、能登半島地震の復興に向け、地元ガイドが和倉温泉街を案内する「和倉温泉復興ツアー」を4月1日から開始する。温泉街を回りながら、旅館の被害状況や地震発生時のスタッフの対応など震災の記憶を語るもので、参加料の一部は、和倉温泉の復興支援に充てられる。
富山県の立山黒部アルペンルート(中新川郡立山町)では、4月15日の全線開通を踏まえ、代表的なイベント「雪の大谷ウォーク」をはじめ、室堂ターミナルまで続く雪道「パノラマロード」、立山連峰や富山平野を一望できる「ユキテラス」などの春コンテンツを展開。また、昨年11月に引退した「立山トンネルトロリーバス」に代わり、「立山トンネル電気バス」が全線開通日から運行開始。バスには立山黒部アルペンルートを代表する四季折々の絶景が楽しめるラッピングなどが施され、観光客をもてなす。
福井市では、日本さくら名所100選にも選ばれた足羽(あすわ)川桜並木と足羽山を中心に展開する「ふくい桜まつり」が3月22日から4月6日まで開催。全長約2・2キロにわたる足羽川桜並木は約600本の桜が咲き誇り、夜間はライトアップを行う。
「にぎわい忍者回廊整備事業」を進める三重県伊賀市では、8月末に「伊賀流忍者体験施設」を開業予定。4階建ての建物で、子供から大人まで楽しめる本格忍者体験を提供するほか、忍者の郷土料理が味わえるレストラン、蒸気風呂を備えた宿泊施設なども完備している。
ふくい桜まつりをPRする福井市の担当者ら