京王電鉄は3日、明治大学政治経済学部木寺元ゼミと産学連携プロジェクトとして、YouTubeの京王電鉄公式チャンネルで「京王線住みやすい駅紹介動画」の配信を始めた。大学生の視点から生活利便性、安全性、交通利便性などさまざまな視点で駅のお薦めを提案する。
同企画は、新生活を迎える大学生などに、今まで知られていなかった町で暮らすイメージを描いてもらうことを目的に実施。明治大学和泉キャンパス(東京都杉並区)の最寄り駅である明大前駅がある京王線沿線で実際に生活する木寺ゼミの学生が案内役となり、明大生が多く暮らす明大前駅、千歳烏山駅、八幡山駅、国領駅を紹介する。
木寺ゼミでは、これまで自治体に対する公共政策の観点からの制作提言や、旅行代理店と協業し、観光プランの商品化を行うなど、地域の魅力向上のための活動に取り組んでいる。同ゼミでは、これまでも同社に対し、ゼミで学んでいる政策デザイン方法論や、自治体や企業との協業のノウハウを生かした提案を行っている。
「今後も沿線の関係各所と連携し、『住んでもらえる、選んでもらえる』沿線づくりをする」と同社。
3日には、八幡山駅の動画を公開。その他の駅は順次公開される。