日本観光振興協会は6日、2015年度「日本観光ポスターコンクール」の優秀作品を発表した。国土交通大臣賞は小田急電鉄の「江ノ電で、会いにゆく」、総務大臣賞は新潟・燕三条工場の祭典実行員会の「第3回『燕三条工場の祭典』ポスター」が選ばれた。
全国から203作品の応募があり、まず48作品が1次審査を通過。2次審査では写真家の宮沢正明氏らが専門的な見地を加えて審査した。
小田急電鉄の作品は満場一致で決まり、審査会では「遠くから見てパッと目に入るポスターの原点と、具体的に知りたいとウェブへ誘導するコミュニケーション力を強く感じた」とのコメントがあった。燕三条の作品については「一瞬何が描いてあるか分からないが、興味を持ってしまう」点などが高く評価された。
表彰式は9月下旬、東京ビッグサイトで開かれるツーリズムEXPOジャパンで行われる予定。
大臣賞以外の作品は次の通り。
観光庁長官賞=ふくしまデスティネーションキャンペーン(JRグループ)▽日観振会長賞=しまっておいた日本がある。岩美町(鳥取・岩美町観光協会)▽審査員特別賞=ウフフ!北陸新幹線(JR東日本)、明治維新150年 平成の薩長土肥連合(平成の薩長土肥連合)▽入賞=西の伊勢参り・東の出羽三山参り(山形空港利用拡大推進協議会)、朝が好きになる街 安曇野(長野・安曇野市)、いっしょにいるだけでうれしいありがとう南三陸町(宮城・南三陸町観光協会)▽オンライン投票部門第1位=白山市観光ポスター(石川・白山市観光連盟)
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