朝日旅行協力会の部会の1つ「日本秘湯を守る会」(会長=佐藤好億・福島県大丸あすなろ荘社長、191会員)は12月20日、第33回通常総会を神奈川県箱根町の湯本富士屋ホテルで開いた。124会員が出席。07年に新設した宿泊予約WEBサイトの運営状況報告のほか、08年度の事業内容の決議を行い、新たに金融問題対策機構の研究開始を決めた。
総会であいさつした佐藤会長は「日本のいで湯を次世代に守り伝えるのが会の本義。支部総会や研修会に積極的に参加し、会員間の温度差をなくすとともに研さんを深めてほしい」と述べ、会員に奮起を求めた。
新年度事業では、新たに金融面などで経営難に陥った会員旅館を救済する機構を作るための研究会などを作り、その方策の検討を始める。
また、07年6月に新設した会員宿の宿泊予約ができるWEBサイトへの積極的なプラン提供と平日8500円で宿泊提供を行う「冬期キャンペーン」への参画、温泉学会への積極的な参加を議決した。
総会ではこのほか古民家再生の第一人者で建築家の降幡廣信氏が「日本建築における和の文化」をテーマに講演した。
あいさつする佐藤会長