日本旅行、最終利益2.5倍に 2019年度決算


営収5%増、増収増益

 日本旅行は2月28日、2019年度(1~12月)決算を発表した。子会社を含めた連結は、営業利益が15億3500万円、経常利益が25億1600万円と、前年を69.2%、44.5%それぞれ上回った。法人税などを控除した後の最終利益は16億2400万円で、前年比155.4%増と、およそ2.5倍となった。改元に伴うゴールデンウイーク(GW)10連休などの影響で国内旅行を中心に販売が拡大し、営業収益が547億4800万円、前年比5.4%増と、増収増益となった。

 日本旅行単体は、営業利益10億6400万円(前年比384.8%増)、経常利益18億1100万円(同125.2%増)、最終利益11億600万円(同276.1%増)といずれも大幅な増加。営業収益は同5.3%増の464億3600万円。

 単体の営業収益を部門別に見ると、国内旅行が同5.0%増の300億2600万円。海外旅行が前年並みの93億8900万円。国際旅行が同14.2%増の58億6700万円。付帯事業が同15.2%増の11億5200万円。

 国内旅行は夏休み以降に台風で受注が減速するも、GW10連休の効果で全体的に拡大基調となった。赤い風船など企画商品が販売高ベースで前年比3.9%増の1020億9千万円、団体旅行が同0.8%増の753億3900万円、JR、航空券などの単品販売が同16.5%増の1014億7千万円と、いずれも増加した。

 海外旅行もGW10連休の影響を受けたが、香港や韓国など国際情勢の不安定化で下期に足踏みした。国際旅行はラグビーワールドカップを契機としたMICEの取り扱い拡大などで全体的に拡大基調となった。

 20年度の連結業績予想は、新たな中期経営計画「TRANSFORM2025」による先行投資で営業で2億8千万円の赤字を見込むが、経常で5億1千万円、最終で2億8千万円の黒字を確保する見通し。営業収益は前年比5.0%減の520億円。

 
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