徳川家康の400回忌にあたる今年、日光東照宮で「400年式年大祭」が行われることをアピールするため、栃木県日光市は4月22日、東京・丸の内で誘客イベントを開催した。斎藤文夫市長、稲葉久雄宮司が400年大祭の見所の紹介をはじめ、式年大祭を記念して奉納される流鏑馬(やぶさめ)や空手の演武、名産品の販売などを行った。
あいさつした斎藤市長は「今年のキャッチフレーズは『ワールドクラス』。世界遺産の日光東照宮をはじめ、ワールドクラスの観光資源、ワールドクラスのおもてなし、ワールドクラスの日光を体験してほしい」と誘客を促した。また外国人旅行者が増えていることから、400年式年大祭を機に「倍増させたい」と強調した。
イベントには5月17日の「400年式年大祭」で奉納される流鏑馬の練習用木馬が登場。稲葉宮司が説明しながら、練習の様子を再現した。
また、5月19日に400年式年大祭を記念して「国際空手道連盟極真会館」による演武が奉納される。同イベントには師範が登壇し、演武や瓦割り、バット折りなどが披露され、観客から驚きの声が上がっていた。
稲葉宮司は「式年大祭の年はもっとも神の力が高まる。年内はさまざまな記念イベントを行っているので参拝してほしい」と述べ、3月に開館した新宝物館のアピールなどを行った。
左から斎藤市長、稲葉宮司