帝国データバンクによると、今年9月のホテル旅館経営業者の倒産は11件、負債総額は111億5500万円だった。件数は前月比5件増、前年同月とは同数だった。また負債総額は前月比20億3500万円増、前年同月比97億5200万円増だった。
倒産件数が前月を上回るのは2カ月ぶり。2ケタ件数は今年に入り3、4、7月に次いで4回目で、昨年と同じペース。
一方、負債総額は前月比で3カ月連続、前年同月比で2カ月連続増加した。負債総額100億円以上は今年に入り3、4月に次いで3回目で、前年と同じペース。
1〜9月の累計は、件数が前年同期比2件減の77件。負債総額が同115億1200万円減の1190億2100万円。
今年度上半期は件数、負債とも増
ホテル旅館経営業者の今年度上半期(4〜9月)の倒産は53件、負債総額は923億9700万円だった。
前年同期(06年4〜9月)に比べ、件数で10件、負債総額で420億9800万円、それぞれ増加した。前期(06年10月〜07年3月)比では、件数で3件、負債総額で223億4500万円、それぞれ増加した。
