
観光庁が11日に発表した今年7月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比18.1%減の4973億7209万円だった。前年実績割れは12カ月連続。このうち国内旅行は同10.9%減の3368億4912万円、海外旅行は同30.0%減の1567億7453万円、外国人旅行は同29.8%減の37億4844万円。いずれの分野とも前年を2ケタ下回った。
国内旅行は9カ月連続で前年を割り込んだ。取り扱い57社中、前年の取扱額を超えたのは、沖縄ツーリストとJTBグループ4社の計5社のみ。
海外旅行は前年割れが14カ月連続となった。取り扱い60社のうち前年超えは2社だけだった。
外国人旅行は、11カ月連続の前年比減。34社中10社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が同16.0%減の1445億6480万円。このうち国内旅行は同10.1%減の935億4365万円、海外旅行は同25.2%減の507億280万円、外国人旅行は同9.9%減の3億1835万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、同9.4%減の376万4527人だった。内訳は、国内旅行が同9.1%減の340万2332人、海外旅行が同0.1%増の34万6635人、外国人旅行が同27.8%減の1億5560人。