鉄道旅客協会は6日までに、加盟旅行業13社の今年10月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月並みの3458億1583万円だった。8社が前年を上回っている。
国内旅行は2%減の2119億8731万円となり、3カ月連続増はならなかった。阪急交通社や東武トラベルなど5社が前年を上回ったが、2ケタ増は1社もない。秋の行楽シーズンは好調とは言い難いようだ。
海外旅行は0.6%と微増ながらも前年を上回り、減少に歯止めがかかった。取扱額は1236億9555万円。8社が取り扱いを伸ばしており、京王観光のみが2ケタ増に。
外人旅行は前月からの好調さを維持、55.7%増の86億9747万円となった。農協観光(104.1%増)、JTB(74.2%増)、トップツアー(60.9%増)などは軒並み大幅増加。
この結果、4月からの累計は総取扱額で前年同期並みの2兆2509億1479万円を確保。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTBなど5社。
うち、国内旅行は1.2%増の1兆3568億3127万円、海外旅行は2.9%減の8476億5059万円、外人旅行は29.7%増の360億6773万円となっている。