鉄道旅客協会によると主要旅行会社12社の今年7月の総取扱額は、前年同月比18.5%減の2615億6155万円だった。このうち国内旅行は同11.6%減の1779億8966万円だった。海外旅行は同30.9%減の777億7660万円、外人旅行は同30.2%減の34億2521万円で、いずれも3割減となった。
国内旅行は12社とも前年実績を割り込んだ。このうちジェイティービー、名鉄、京王、農協、阪急の各社は1ケタ減。その他はいずれも2ケタ減となった。
海外旅行は阪急交通社が同1.5%増と前年超えたが、その他は前年実績割れ。KNT、名鉄、西鉄の低調が目立った。
外人旅行はトップツアーが同35.5%増と取り扱いを伸ばしたほかは、各社前年を下回った。
今年4月からの累計額は、総取扱額が9266億5970万円で、前年同月比21.0%減となった。7月までの累計取り扱い額が前年実績を超えている会社はない。内訳は、国内旅行が同14.1%減の6126億7384万円、海外旅行が同32.7%減の2889億1769万円。いずれも前年実績を超えた会社はなかった。外人旅行は同22.4%減の169億8696万円。京王観光(同9.6%増)、西鉄旅行(4.3%増)が前年の累計値を超えている。