文化庁はこのほど、地域に根付く食文化をPRする「100年フード」について、26都道府県の50件、食に関する情報発信に取り組む博物館や道の駅などの「食文化ミュージアム」について21件をそれぞれ認定した。
100年フードには60件の応募があり、有識者委員会による審査の結果、認定基準を満たした50件を認定。
福島県からはしょうゆラーメンの郡山ブラック(郡山市)、高田梅漬け(会津美里町)、塩川鳥もつ(喜多方市)の3件が選ばれた。郡山ブラックは1917年ごろに市内の食堂で提供し始めた中華そばが起源といわれ、濃い口しょうゆなどを使用した真っ黒のスープが特徴。
観光振興やまちづくりに活用するモデルになるとして、石狩鍋(北海道)や白石湯麺(宮城県)、いぶりがっこ(秋田県)、土佐宗田節(高知県)、ティビチ料理(沖縄県)の5件が特別賞にも選ばれた。
また、食文化ミュージアムでは28件の応募の中から21件を認定した。
新たに認定された京都文化博物館は、平安建都1200年記念の一環として建設され、1988年10月開館した。
今回認定されたのは次の通り。
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