国土交通省が整備を進めてきた復興道路、仙台―八戸間を結ぶ三陸沿岸道路(約359キロ)が12月18日に全線開通した。岩手県の普代―久慈間(25キロ)の開通に伴う全線開通で、観光振興への効果も期待されている。
同日には久慈市で開通式典が行われた。斉藤鉄夫国交相は「三陸沿岸地域を通る大動脈が全線開通し、豊かな水産物が全国にお届けできるようになるなど、地域産業の活性化や観光振興、災害時の緊急避難や物資輸送、救命救急活動に活用され、復興を力強く支援していくものと期待している」とあいさつした。
三陸沿岸道路の整備に伴う観光振興では、普代IC付近に道の駅「青の国ふだい」が2021年9月に開業。久慈北IC付近には4市町村が整備する「広域道の駅」が23年に開業する予定。