政府は12月16日、Go Toトラベル事業について、全国一斉の事業停止(12月28日~1月11日)に先行して、広島市を発着する旅行の事業停止、自粛要請などの措置を決めた。札幌市、大阪市、名古屋市、東京都の4都市と並んで全国に先行した対応をとる。
広島市を目的地とする旅行は、12月27日までに開始する旅行の新規予約を停止。既存予約は12月24~27日に開始する旅行を事業から除外する。一方で広島市に居住する人の旅行は、12月27日まで新規・既存予約を問わず事業を利用した旅行を自粛するよう求めた。
いずれの旅行も、12月17日午前0時までに済ませた予約は、12月26日まで無料キャンセルを可能とする。
広島市に関する措置で既存予約のキャンセルを受けた旅行・宿泊事業者に対しては、キャンセル料の発生の有無にかかわらず、事業予算から一定額を補填(ほてん)する。旅行・宿泊代金の35%相当、1人泊当たり1万4千円が上限。補填の対象は12月16日午前0時の時点で予約されていた分に限る。