川久ミュージアムは15日、 滞在制作アーティストの募集を開始した。
今回は、世界中の匠の技術を結集させた「夢の城」である川久の本来のテーマ「作り手の力を最大限発揮する場所」として、 川久が持つ本来の役割とパワーを次世代に継承するべく、アーティストインレジデンス事業を新たに新設。
❝ホテル川久プロジェクトを、ビジネス用語で語ることはできない、現代の効率的かつ合理的な方法論から最も遠くにあるものが、あるいは私たちの理想であったかもしれない。私たちは、ただ夢の行く末を見届けようとする情熱とロマンがあった。
夢は、時代の想像力であり、時代の贅沢である。
川久は、これまでも、これからも、永遠に「夢人たちの楽園」であり続けるだろう。❞
出典-ホテル川久オリジナルブック「夢人たちの楽園」
かつて川久を創設したクリエイターたちがそう残したように、川久が持つその場の魔力と創作の化学反応を起こすことを目的に、今後は毎年の開催を計画しています。
川久ミュージアム「アーティストインレジデンスプログラム2022」概要
川久ミュージアム初の試みとなるアーティストインレジデンスでは、国内外で活動するアーティストにAIRの期間中無償で南紀白浜 ホテル川久への滞在及び制作拠点を提供します。
AIR滞在アーティストが滞在中に制作した作品は、その後、川久ミュージアムにて作品の発表やライブパフォーマンスの場を「企画展」として実施。
音楽、美術分野、建築をはじめとして、文学、デザイン、現代アートなど様々な分野のアーティストに開かれます。
ホテル川久の文化資産としての保存と継承をテーマとし、2020年に開業した川久ミュージアム。
宿泊・ミュージアムの二面性を持つ国内唯一の❝泊まれるミュージアム❞として、川久を起点とした南紀白浜の地域産業の振興や文化創造により一層取り組みを深めて参ります。
川久ミュージアムがアート/カルチャーの拠点として、南紀白浜のアート支援の定着と発展と地域市⺠が多様な表現に出会える機会の創出とともに、新しい文化交流を促進します。
川久AIR2022/KAWAKYU ART Exhibition2022制作展示テーマ
「実在する夢」
夢を見ることが、理想を語ることが、難しい時代だと言われる。
しかし、すべての芸術的創造が、夢なくして推し進めることはできない。
夢は、時代の想像力であり、時代の贅沢である。
川久は、これまでも、これからも、永遠に「夢人たちの楽園」であり続けるだろう。
いつの時代も地球は広く、私たちの常識は狭い。
夢人たちが作り上げた異界に身を置き常日頃の常識を忘れることで、まだ見ぬ夢を見させてくれるのだろうか。その夢がここで開演されるとき、夢の扉は再び開くのだろうか。
現代の効率的かつ合理的な方法論から最も遠くにあるものが、あるいは私たちの理想である。
私たちは、ただ夢の行く末を見届けたい。
川久ミュージアム「アーティストインレジデンスプログラム2022」参加応募
AIRへの参加を希望する方はこちらからご応募ください。
プログラムへの応募はすべてオンライン上で行い、川久ミュージアムスタッフ・外部キュレーターらの審査を経て選考結果通知を行います。
応募フォームよりお申し込みください。
▼google form▼
https://forms.gle/Z1v94qYESEGHVNjo7
※公募期間:2022/3/15 -4/15
川久ミュージアム「アーティストインレジデンスプログラム2022」スケジュール
①応募期間
3/15~4/15 公募期間
4/22 AIR応募アーティスト書類通過通知
4/30 AIR最終6アーティスト決定通知
②制作期間
5/9~5/31 AIR滞在制作
5/30~5/31 会場設営/現地施工スタッフ参加サポート
③展示期間
2022/6/1~6/30 『KAWAKYU ART Exhibition 2022』開催
宿泊施設のご案内:
和歌山県南紀白浜の田辺湾に面する岬に位置する「ホテル川久」。
海辺に佇む中世の古城のような佇まいはまるで夢の景色のような異世界を醸し出しています。
1993年には優れた建造物に贈られる「村野藤吾賞」を受賞した名建築で、客室は全85部屋。゙
客室は全部屋デザインが異なります。
2020年に施設の一部がミュージアムとして開放され、ホテル兼私設美術館としても運営される国内屈指の「泊まれる美術館」です。
川久ミュージアム(ホテル川久併設)
公式 H P:www.museum-kawakyu.jp
住 所:和歌山県西牟婁郡白浜町3745
アクセス:
●東京から飛行機で約1時間
●大阪から車で約2時間半
川久ミュージアム施設展示作品一部
川久AIR2022プログラム参加・制作詳細
• 制作宿泊:6アーティスト限定
• 参加手当(製作費・作品輸送費含む):一律2万円支給
• 交通費:AIR期間中川久までの一往復無料(国内に限ります)
• 宿泊条件:6アーティスト=6部屋 (1部屋2名まで宿泊可能)
• 宿泊期間:5/9~5/31までを無償滞在、制作期間とする。
※展示会期間中6/1~6/5までは無償延泊可能。
※期間中部屋の清掃はございません。
• ホテルビュッフェ(朝夜)・温泉サウナ無料
• AIR資材購入:持ち込み、最寄りのホームセンター情報、amazon配送など各自手配
• 会場への作品設置施工は川久負担
• 設備レンタル:プロジェクター、テーブル、パーテーション、などレンタルされる際は事前に会場スタッフにお問い合わせください。
• 川久ミュージアム+南紀白浜ツアーをミュージアムスタッフのガイドでおこないます。
第一回開催:5/10(火) 第二回開催: 5/17(火)
■ホテル川久(川久ミュージアム)のご紹介
1989年、日本がバブル絶頂期に始動された「世界の数寄屋」を作るプロジェクト「ホテル川久」。
建築家永田祐三氏が監修し、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本と、世界各地の匠の技術を融合させた同ホテルは、総工費400億に上り、延床面積2万6000平米、建設期間は2年を費やしました。
外壁を飾るのは、中国の紫禁城にのみ使用を許された鮮やかな「老中黄」の瑠璃瓦。館内は、イタリアの職人によって敷き詰められた緻密なローマンモザイクタイルの床や、フランス人間国宝ゴアール氏の手による壮大な22.5金の金箔ドーム天井に加えて、ロビーの壁面には、メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀頃のシリアの鹿と豹のビザンチンモザイク画が埋め込まれており、野外には、イギリスの彫刻家バリー・フラナガンによる幅6メートルものうさぎのブロンズ像など、美術的価値の高いアーティストを世界中から招集し造られた夢の建築です。左官職人・久住章が主宰する「花咲団」による疑似大理石でつくり上げた1本1億円の26本の柱や土佐漆喰で仕上げたホテルエントランスの大庇ほか、陶芸家・加藤元男による信長塀や陶板焼きのタイル壁、煉瓦職人・高山彦八郎による煉瓦模様など、日本人の匠も数多く参加。世界中の技術や文化を組み合わせたような建築は、全ての作品の調和とれている摩訶不思議な空間となっています。
また館内には、創業当時オーナーが世界中から買い付けたオーナーズコレクションとして、中国清代前期の七宝焼きや陶器、ダリ、シャガール、横山大観などの作品も展示されております。
1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる「村野藤吾賞」を受賞。そして2020年に金箔表面積でギネス世界記録™に認定されました。そんな建築とアートの融合体である川久ホテルがその歴史価値の保存と伝承を目的とし、2020年川久ミュージアムとしてオープンいたしました。
会 場:川久ミュージアム(ホテル川久)
住 所:和歌山県西牟婁郡白浜町3745
電話番号:0739-42-2662
開館時間:10:30〜18:00(最終入場は閉館30分前まで)
料 金:一般 1000円 / 高大生 800円 / 中学生以下入場無料(学生証の提示が必要)
URL:https://www.museum-kawakyu.jp/
《会社概要》
【社名】 Karakami HOTELS&RESORTS株式会社
【事業内容】 リゾートホテル事業・ビジネスホテル事業・貸会議室事業・美術館事業・ホテルレジデンス事業
【本社所在】 〒104-0028 東京都八重洲2-4-1 住友不動産八重洲ビル3F
【設立】 1953年12月9日
【資本金】 5,000万円
【ウェブサイト】 https://www.karakami-kankou.co.jp/