「おいでませ山口」観光情報発信会が14日、ウェスティンホテル大阪(大阪市北区)で開催された。村岡嗣政・山口県知事が、来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の放送など観光の最新トピックスを紹介したほか、県内各地域と旅行会社との個別情報交換会などが行われた。
村岡知事は、来年の山口県の観光のポイントとして、「花燃ゆ」の放送をはじめ、「世界スカウトジャンボリー」「ねんりんピックおいでませ!山口2015」の開催、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の世界遺産登録、秋吉台などのジオサイトのジオパーク認定を挙げた。
18年の明治維新150年に向けて、観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」を展開していることも紹介した。
大河ドラマの関係では来年、萩市内に「文と萩物語 花燃ゆ大河ドラマ館」、防府市内に「ほうふ花燃ゆ大河ドラマ館」がオープン。萩美術館・浦上記念館では、大河ドラマ特別展「花燃ゆ」が4月18日から5月24日に開催される。
食の取り組みとしては、萩市が大河ドラマに関連して「ふみ御膳」を開発。下関市では、「満関善関」というフルコース料理を発表している。
明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域の世界遺産登録に関しては、山口県内からは萩市の萩反射炉、恵美須ケ鼻造船所跡、萩城下町、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾の5カ所が登録される見込み。
情報発信会ではこのほか、旅行会社の代表と村岡知事によるトークセッション、県産品を試食する交流会も行われた。
山口県の観光情報発信会