日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の7月分を公表した。同月の売上DI(前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)は前月比4.2ポイント減のマイナス10.8と、2カ月ぶりに低下した。8月はマイナス3.0と上昇の見通し。
業種別では、製造業が同10.4ポイント減のマイナス9.0。前月のプラス水準(1.4)からマイナス水準に転落した。非製造業は同3.4ポイント減のマイナス11.1。
非製造業6業種では、運輸業が前月のマイナス1.6から2.3へとプラス水準に転換。サービス業(同5.3ポイント減のマイナス6.4)、飲食店(同12.1ポイント減のマイナス25.9)、小売業(同3.4ポイント減のマイナス15.4)はマイナス幅が拡大した。
8月は小売業がプラス水準に転換の見込み。