サービス増、飲食は減
日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の1月分を公表した。同月の売上DIは前月比11.0ポイント増のマイナス50.1と、3カ月ぶりに上昇した。サービス業、運輸業が上昇。飲食店が低下した。
DIは前年同月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。
業種別に見ると、製造業が20.1ポイント増のマイナス39.3、非製造業が9.4ポイント増のマイナス52.0。
非製造業6業種では、飲食店と卸売業を除く4業種で上昇した。サービス業は17.5ポイント増のマイナス49.3と3カ月ぶり、運輸業は20.2ポイント増のマイナス37.3と2カ月ぶりにそれぞれ上昇した。このほか上昇は小売業、建設業の各業種。飲食店は0.8ポイント減のマイナス90.1と3カ月連続で低下した。
2月の見通しは、全業種計で1月比1.6ポイント増のマイナス30.3。業種別では飲食店(8.1ポイント増のマイナス82.0)のみ上昇の見通し。
調査は2月1~5日、同公庫取引先の小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満)1500企業に実施。このうち1301企業から有効回答を得た。