日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の5月分を公表した。同月の小企業の売上DIは前月比4.2ポイント減のマイナス7.4だった。サービス業と建設業のみが上昇した。6月は全業種計でマイナス幅が縮小する見通し。
DIは前年同月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。同公庫取引先の小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満)1500企業に聞き、このうち1378企業から有効回答を得た。
DIを業種別に見ると、サービス業が同11.3ポイント増のマイナス2.2。運輸業は同22.9ポイント減のマイナス19.6、飲食店は同6.4ポイント減のマイナス6.2と、前月のプラス水準(3.3、0.2)からマイナス水準に転落した。