観光庁がこのほど発表した宿泊旅行統計調査によると、宿泊施設の今年2月の客室稼働率(第2次速報値)は、前年同月比0.6ポイント増の60.1%だった=表。全国のうち23道県が前年同月の実績を上回った。
客室稼働率が高い上位5位の都道府県は、(1)大阪府(1.8ポイント減の80.9%)(2)東京都(増減なしの80.7%)(3)福岡県(1.7ポイント減の75.1%)(4)愛知県(0.7ポイント減の70.8%)(5)北海道(2.6ポイント増の68.8%)。
1位の大阪府は、リゾートホテルが96.6%、シティホテルが90.9%と90%を超えたほか、ビジネスホテルが84.1%、簡易宿所が57.2%、旅館が55.1%。2位の東京都は、ビジネスホテルが85.5%、シティホテルが84.6%と高く、旅館が57.5%、リゾートホテルが57.3%、簡易宿所が53.5%だった。
全国を宿泊施設タイプ別に見ると、シティホテルが2.1ポイント増の79.9%、ビジネスホテルが0.2ポイント増の75.4%、リゾートホテルが0.4ポイント増の57.7%、旅館が1.3ポイント増の37.3%(うち従業者数10人以上の旅館は52.4%)、簡易宿所が4.4ポイント増の27.1%だった。