大阪府は11月4日、「第1回大阪MICE戦略検討会議」をエルおおさか本館(大阪市)で開いた。大阪のMICE誘致のための戦略策定に向けて、専門的な知識を有する学識経験者などから幅広く意見を聴取した。座長には溝畑宏氏(公益財団法人大阪観光局理事長)を選出。
大阪府は「大阪都市魅力創造戦略2025」で、目指すべき都市像の一つに「世界水準のMICE都市」を掲げ、国内外の都市に肩を並べる競争力を備えたMICE都市を目指している。
有識者からは「新型コロナウイルス禍を経験したこれからのMICEは、従来の選定条件にプラスして、安心安全が基本条件となる」「今までは主催者を誘致すればよかったが、これからは参加者に対してメリットを感じてもらえるものがないといけない」「地場企業のマンパワーを活用し、キーマンのネットワークを再構築する」など多様な意見が出た。
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