国際観光振興機構(JNTO)の調べによると、日本を訪れた外国人旅行者の9割以上が「観光でもう1度日本を訪れたい」と考えていることが分かった。またその理由として、「温泉を楽しむなどリラックスしたいから」という回答が最も多かった。
もう一度日本を訪れたいと思う理由を国別にみると、第1位は韓国が「温泉・リラックス」の57.8%、台湾は「自然・景勝地」の44.2%。中国も「自然・景勝地」の40.4%。香港は「ショッピング」の54.3%だった。
訪日前後の日本のイメージについて尋ねたところ評価が上がったのは「日本の人々が親切」「礼儀正しい」で訪日前の28.9%から訪日後は37.8%と8.9ポイント増加。また「物価が高い」というイメージについては、05年度調査(22.3%)に比べて半減し、11.1%だった。半面、評価が下がったのは「都市の景観が美しい」が25.6%から21.5%と4.1ポイント減少した。
日本の旅行の満足度は「大変満足」が42.1%、「満足」が52.1%で全体で94.2%となった。
再訪日の意向は「ぜひ来たい」「来たい」を合わせ93.6%に達した。
友人に勧めたい場所は地方別では関東が5016人でトップ。推薦率では北海道の73.1%、沖縄の67.3%、九州の62.3%が続いた。都市・観光地別では1位京都市の1162人、2位大阪市の611人、3位新宿の535人──の順だった。
同調査は06年から07年にかけて国内の主要空港で実施し、1万3891人が回答した。