
海外バイヤーが沖縄伝統空手を体験
招請事業「深く触れる体験」に高評価
日本政府観光局(JNTO)は、外国人富裕層などの地方誘致に向けて、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル地域11カ所と連携したプロモーションを強化している。2024年2月には欧米豪・中東の旅行会社を対象にファムトリップを実施し、モデル地域を中心に8コースを視察してもらった。旅行先としての地方の潜在性、日本の工芸や武道に触れる体験プログラムへの評価が高かったことから、24年度には、ウェブページを作成してモデル観光地の情報を発信するほか、招請事業を実施し、商談会などでのセールスを強化する。
JNTO、観光庁では、着地での消費額が1人1回100万円以上の旅行者を高付加価値層として、コンテンツや宿泊施設を整備、人材を育成して地方への誘客拡大を目指している。全国11カ所のモデル観光地では、それぞれにマスタープランを作成し、24年度から具体化に取り組む。
JNTOは海外へのセールスを強化しようと、ファムトリップと商談会を組み合わせた「ジャパン・ラグジュアリー・ショーケース」(JLS)を24年2月5~9日に開催した。高付加価値旅行を取り扱う欧米豪・中東の旅行会社32社を招請。商談会には国内のラグジュアリーホテル・旅館や旅行会社など40社が参加し、延べ482件の商談が繰り広げられた。
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