国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センター(本田勇一郎代表)は9日、モンゴルの首都ウランバートルで「観光交流促進シンポジウム」を開いた。
日本とモンゴルの外交関係樹立35周年を記念して、観光交流を通じて日本がモンゴルの発展に寄与していく具体的な方策を話し合おうと企画されたもの。
丸山博・国土交通省顧問、市橋康吉・在モンゴル日本国大使館特命全権大使、村山敦・関西空港社長、梅田春実JATA理事長を初めとして、自治体、旅行会社、JR西日本グループ、関西地盤の企業など110人が参加。モンゴル側からは旅行会社、マスコミなど260人が出席した。
本田代表は基調講演で「06—07年世界アジア観光概観」を説明。モンゴル道路・交通・観光省のシーリグダンバ副大臣は「モンゴル観光の現況」を講演した。
また4千メートルの第二滑走路使用開始を8月2日にひかえる関西空港の村山社長は同日、大阪府と神戸市、和歌山県の代表者らと共にミアットモンゴル航空のエルデンビレグCEOらの幹部と会談。現在7、8月の夏期に限って週2便が臨時便として運行されている関空・ウランバートル便について「便数を増やしてほしい」と申し入れた。
壇上で講演する本田氏