日本旅館協会北海道支部連合会は11月13日、会員旅館を対象に実施している今年10月の宿泊実績調査の結果をまとめた。前年同月の実績に対して宿泊人員は0・6%減、売り上げは2・5%増となった。
10月の実績に対する回答は、道内の主な温泉地、観光地14地区に所在する104軒。訪日客の宿泊人員についての回答は97軒だった。
宿泊人員全体は微減だが、内訳は国内客が2・0%減、訪日客が4・4%増となった。
地区別にみると、宿泊人員と売り上げの両方が前年同月の実績に対してプラスだったのは7地区。台風でキャンセルが発生し、宿泊人員に影響した施設もあった。「函館・湯の川・松前・江差・八雲」は、宿泊人員、売り上げともに2桁減だが、北海道新幹線開業の反動とみられる。
訪日客は、東アジアを中心に好調とみられ、FIT(個人客)の増加を指摘する施設が多かった。