埼玉県は4月24日、県所有施設・いこいの村美の山(秩父郡皆野町)の売却を決め、3月に一般競争入札を実施したが申し込みがなかったため「価格を見直し再度入札を実施する」(勤労者福祉課)と発表した。売却先は旅館・ホテル経営者などを想定しており、5月19日には現地説明会を行う。
同施設は、雇用促進事業団(現雇用・能力開発機構)が80年に開館。その後県が買い取り、民間企業に貸し付け、運営している。土地、建物、上水供給のための揚水施設などを含めて売却する計画だ。
関越自動車道花園インターから車で約30分の距離にある。鉄筋コンクリート3階建て(一部地下1階)、延べ床面積約5200平方メートルの規模。
入札参加資格は「売却後の施設を利用して旅館やホテルを自ら営業しようとする人」も対象。入札実施公告は4月28日、参加申し込みは5月25日としている。TEL048・830・4518