国土交通省はこのほど、ガーデンツーリズム登録制度(庭園間交流連携促進計画登録制度)について、新たに「花と湯の町なかのじょう」(群馬県中之条町)と「ローズマインドに出会う旅」(広島県福山市)を登録した。これにより、登録計画数は17となった。
同省は、地域活性化と庭園文化の普及を図るため、各地にある複数の庭園の連携により、魅力的な体験や交流を創出する取り組みをガーデンツーリズムとし、計画を登録、支援している。
ガーデンツーリズムには、地域の風土や歴史を共通のテーマで反映した庭園を巡る周遊型の「周遊部門」と、地域に住む人々の庭園文化形成の取り組みがツーリズムのテーマに発展した「探訪部門」があるが、今回登録された2計画はいずれも探訪部門となる。
花と湯の町なかのじょうの構成庭園は、中之条ガーデンズ(12ヘクタール)や中之条山の上庭園(同)、個人のオープンガーデンなどがあり、庭園を巡った後は四万温泉や沢渡温泉などで心身をリフレッシュし、心と体の健康につながる「Hotなる花のまち巡り」を目指している。
ぐんま花の駅ネットワーク推進協議会(花の施設管理者など19施設で構成)が主体となり、これまでスタンプラリーや道の駅、県庁などで施設を紹介した。今後は、花植え体験ができるツアーなどを計画している。
福山市や福山観光コンベンション協会、福山明るいまちづくり協議会などで構成する、ばらのまち福山ガーデンツーリズム協議会が取り組むのがローズマインドに出会う旅。
構成庭園は世界バラ会連合優秀庭園のばら公園(1.5ヘクタール)や城とばらが同時に楽しめ、城泊もできる福山城公園(11.6ヘクタール)など12に及ぶ。
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