和歌山県・加太淡嶋温泉の旅館「大阪屋ひいなの湯」(和歌山市、19室)はこのほど、リニューアルオープンした。テーマは、「ひいなのくつろぎ」で、さらに女性にやさしい宿を目指した。総合企画はリョケン、設計管理は佐々山建築設計。
建物玄関とロビーは落ち着いた和風を基調として、ロビーは畳を敷き詰め、素足のままで過ごせるようにすることで日本旅館の雰囲気をより強く打ち出した。
ロビー横に新たに宿泊者専用のフリーラウンジを開設した。紀州材をぜいたくに使った空間でお茶などを提供する。ラウンジの海側の遊休地にはスタジアム型デッキも新設。地域のイベントにも役立てる予定だ。
西館4階の客室5室を眺望とくつろぎをテーマに改装した。段差をなくしバリアフリーとし、ベッドを入れた。紀淡海峡を満喫できるように広い窓を配置した。
ほかにも、好評の展望露天風呂に新たに陶器風呂を新設したほか、耐震改修工事も実施した。
畳を敷き詰めたロビー