和歌山の外国人宿泊者、11年は前年比40%減


 和歌山県によると、2011年の観光客入込数は前年比10.9%減の2761万7千人で、8年ぶりの3千万人割れとなった。また、外国人観光客は同40.4%減の8万338人にとどまった。県は「東日本大震災の影響が大きかった」(観光交流課)としている。(詳細>>PDFを見る

 入込数の内訳は、宿泊客が同14.8%減の4339万人。発地別に見ると、近畿方面からが最も多く、235万人に上っている。次いで、県内の56万人、関東の43万人の順。日帰り客は同10.1%減の2327万8千人だった。

 震災に加え、9月の台風12号の影響もあり、主要観光地も軒並み減少。ただ、「県や市町村、旅行会社、JRなど官民一体となった復興への取り組みにより、12月から客が戻り始めてきている」という。

 外客の落ち込みは「ビジット・ジャパン」事業を始めた04年以降最大となった。

 8万338人の内訳はアジアが同33%減の5万7101人、欧米豪が同59%減の1万6634人、その他が同26.4%減の6603人。欧米豪のうち、前年3位のフランスが1万人を超える減少幅を記録。

 アジアも大幅減となったが、「秋頃から香港、台湾が回復傾向にある。また新興市場のタイ、シンガポールは震災後も安定した入り込みで前年を上回り、前年と比べ、それぞれ5.6%、5.4%増加」としている。

 
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