名鉄観光サービス(名古屋市、中尾勝洋社長)と地球の歩き方T&E(東京都新宿区、中村竹志社長)は16日、留学事業に関わる業務提携契約を結んだと発表した。これを受け、5月31日には名古屋市で、夏休み向けの留学説明会を合同で開く。提携により、3年後には売上高を合計で10億円増やす方針だ。
留学事業で実績を持ち「地球の歩き方 成功する留学」ブランドを展開するT&Eと、全国に支店網を持ち、多くの学校・法人顧客を持つ名鉄観光だが、両社の特徴を生かせば留学事業を強化、拡大することができると判断した。
T&Eはこれまで、主にホームページ(HP)と東京、大阪、名古屋の店頭で個人顧客を対象に留学事業を展開していた。「提携により、学校・法人顧客など安定的な販路を得ることができ、中部を中心に、全国の主要都市で留学商品の拡販も可能になる」とT&E。 名鉄観光は中部エリアから、豪州などオセアニア方面への留学を取り扱ってきたが、「全国各地から全世界に向けた留学を提供することができるようになる」と言う。
今後は両社の店舗で互いの留学商品を販売するほか、合同説明会や留学フェアの共催、パンフレットやHPでも商品を宣伝する。また、航空券の仕入れや留学ローンなどの付帯サービスでも連携し、相互メリットを追求する。