北陸三県誘客促進連絡協議会(事務局・JR西日本金沢支社)は、JR西日本、JR東日本、JR東海が展開する「JAPANESEBEAUTY HOKURIKUキャンペーン」(昨年12月〜今年3月末)に合わせ、冬の北陸をPRし、誘客を強化している。
北陸3県には観光素材が豊富だ。富山県は、八尾の町並みとおわら風の盆の踊り体験、氷見の寒ブリなど。2月5〜15日は、国宝瑞龍寺で涅槃像の掛け軸が特別公開される。
石川県の金沢では、「一見さんお断り」で知られるひがし茶屋街で、キャンペーン期間中の土曜日に行われる金沢芸妓踊り鑑賞などが注目。また、北陸新幹線の金沢への延伸では、市内の整備も進んでいる。
福井県では、2月11日までの土・日曜、祝日にガイド付きの半日観光バスプラン「越前すいせん号」が運転され、観光地を巡る。断崖絶壁の名所で知られる東尋坊、越前海岸、越前がにの釜揚げ実演、水仙ランドなどが見所だ。
首都圏から北陸3県を周遊するには、往路は東京駅から上越新幹線MAXとき、越後湯沢で乗り換え、特急はくたかで富山駅。復路は、福井駅から特急しらさぎ、米原駅で乗り換え、東海道新幹線ひかりを利用するコースを紹介している。
関西地区からは、往路が大阪駅から特急サンダーバードで富山駅。復路は福井駅から特急雷鳥の利用で大阪駅に戻るコースがある。
JR西日本では、指定エリア内の特急、急行、普通車が乗り降り自由となる「北陸乗り放題きっぷ」、周遊バスがセットになった「金沢・加賀ぐるりんパス」を発売。首都圏や中部圏では、関連する旅行商品が大手旅行会社などで販売されている。
1月18、19の両日には、首都圏と関西圏のマスコミを対象とした現地取材ツアーを実施するなど、情報発信も強化している。
金沢芸妓踊りが鑑賞できる