
ネットワーク会議での入江氏の講演
農山漁村の自然や食、文化などの豊かな地域資源を活用した地域ぐるみで観光客を受け入れる農村ツーリズムの推進を図る北海道農政部はこのほど、農泊の実施地域や関係団体などでつくる「北海道農泊推進ネットワーク会議」を札幌市内で開催、最近の動向やインバウンド受け入れについて情報交換し、連携の強化と取り組みの拡大を考えた。
同会議は、農泊の実施地域など61団体で構成。オンラインを含めて約100人が出席。今回は5月から新型コロナが「5類」に移行し、インバウンドの増加が想定されることから、公益社団法人ベトナム協会理事の入江祥史氏を招き、インバウンドの受け入れ態勢についての講演も実施。
入江氏からは、これからの対象地域として経済発展の著しいベトナム、インドネシア、マレーシアなどを重視すべきであるとの助言や、受け入れにはWi―Fi環境や多言語表示の整備、公共交通の使いやすさ、外国人向けの体験プログラムの充実が欠かせないことが指摘された。
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