「北九州市漫画ミュージアム」が3日、福岡県のJR小倉駅新幹線口の「あるあるCity」内にオープンした=写真。北九州市はあるあるCityにさまざまな漫画関連の店舗を誘致。施設全体を漫画による統一コンセプトビルとして、全国へ漫画文化を発信する拠点にする。
北九州市は、松本零士氏やわたせせいぞう氏など日本を代表する著名な漫画家を多く輩出している。ミュージアムの名誉館長には松本氏が就任した。
館内の常設展示ゾーンでは、松本氏をはじめ市ゆかりの漫画家を紹介するほか、漫画の歴史や仕組みについて紹介。「閲覧(よむ)ゾーン」では、懐かしの名作から最近のヒット作まで数万冊の漫画単行本を読むことができる。
イベントコーナーでは、初心者向けの体験教室からプロ志向の作画指導まで、漫画を描く楽しみが味わえる。企画展示室では、全国巡回の大規模展を含めた展覧会やトークショー、コンサートなどを開催していく。
常設展観覧料は一般400円、中高生200円、小学生100円、小学生未満は無料。