星野リゾート(長野県軽井沢町)はこのほど、北海道函館市に都市型観光ホテル「OMO(おも)5函館by星野リゾート」を7月6日に開業すると発表した。
JR函館駅から徒歩約5分の場所。昨年8月末に休館したWBFホテル海神の湯を改修し、OMOブランドのホテルとしてオープン。
「120%ハコダテ」をコンセプトに、観光客に人気の歴史的街並みや夜景、海鮮など函館の魅力を楽しんでもらう拠点とする。
建物は13階建て。客室は3~13階の12タイプで245室。全室とも靴を脱いでリラックスしてもらう造りとし、壁や床、ソファの配色など函館らしさにこだわったコンセプトルームやキッチン付き客室もある。
1階はフロントのほか、朝食を提供するレストランと源泉掛け流しの大浴場や湯上がりの休み処。
朝食は、函館の新鮮な海の幸をふんだんに使った料理をブッフェスタイルで提供し、ライブキッチンも設置。
2階はパブリックスペースとし、スイーツや飲み物を提供するカフェ&バーやショップのほか、いさり火をイメージしたライトアップやファイヤープレイスもある屋外テラスを設ける。
また、ホテルスタッフが朝市などを案内する「ご近所ツアー」や観光名所を周遊する「函館ぐるぐるフリーバス」の無料運行も行い、宿泊客に函館の滞在を満喫してもらう。
宿泊料金は1泊1室3万1千円(税込み、朝食あり)からで、既に公式サイトで予約を受け付け中。
星野リゾートの北海道内でのOMOブランドのホテルは、旭川、小樽、札幌に次いで4軒目となる。
函館らしさにこだわった客室(星野リゾート提供)