内閣府はこのほど、2011年度の「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者」を発表した。旅館・ホテル業界からは富士レークホテル(山梨県富士河口湖町)と湯郷プラザホテル季譜の里(岡山県美作市)が選ばれ、内閣府特命担当大臣表彰優良賞を受賞した。
同制度はバリアフリー・ユニバーサルデザインの推進について、顕著な功績があった個人、団体を表彰するもので、11年度で10回目となる。今回は内閣総理大臣表彰1件を含む7件が選ばれた。
富士レークホテルについては「人に優しいホテルを志向し、車イスの人などが使いやすい、工夫を凝らした客室の増設、バリアフリー対応専用貸し切り風呂の開設、ユニバーサルデザイン備品無料貸し出しの拡充とともに、食のユニバーサル化にも取り組む『ユニバーサルデザインホテル』の実現に尽力」と評した。
湯郷プラザホテルは、館内すべてを畳敷きにし、極力段差を解消するなど、より快適で使いやすい施設にする取り組みが評価された。